懸念されていた女房の携帯ですが、とりあえず電話帳とブックマークだけは無事でした。よかったよかった。ちなみに、洗濯したのは僕ではなく本人なので、僕を責めないでください。
今日は一日オフだったので、昼間から優雅に、そしてゴージャスに過ごしました。
まずは洋食屋で「ビフカツ」を食べました。大阪ではメジャーなんですが、東京ではあんまり一般的じゃないみたいですね。これ、すごくおいしいです。東京でもおいしいとこないんでしょうか。
そしてメインイベント、「なごみの湯 湯〜とぴあ」に行ってまいりました。
もうそれはそれは多種多様な湯の波状攻撃に、僕はメロメロです。
まるで保養地にでもきたような錯覚に陥りました。
なかでも面白かったのが「ヒーリングルーム」。室内温度40度、湿度40度という耐久レースみたいな部屋で、25分間石の上に寝そべるのですが、僕の近くにいたおじさんが
「あつい・・・・あつい・・・・」
と、100回ぐらい言ってました。
つか、暑いのがこの部屋のウリなんだよ!って心の中で突っ込みながらも、暑くてそれどころじゃありませんでした。
体の芯まで温まった後、ヨドバシカメラへ。
旅に行く前に、実はどうしてもノートパソコンを買いたくて、色々みてたんですけど、もう色々ありすぎて結局決めることができませんでした。
しかし、偶然にもA氏と遭遇。A氏は、演劇界でもおそらくナンバーワンのゲーマー。秋葉原を心から愛する男。僕達が出会ってしまうと、ゲーム話がエンドレスで続いてしまうほどの方です。この前のG-upの公演で飲みに言ったときも、僕とA氏がゲーム話をしている様があまりにも異常で、周りから奇異の目で見られたことは言うまでもありません・・・。そんなA氏ですが、舞台上ではどうしてあんなにかっこよくておもしろいんだろう・・・そして眼鏡が似合うんだろう・・・・。ともかく、また東京でお会いできることを楽しみにしております!
なんだかんだでパソコンも買えぬまま、晩飯を食べることに。
今日の晩飯は「しゃぶしゃぶ」!
実は昨日散歩している時に偶然「しゃぶしゃぶBar」なるこの店を発見してしまい、旅の前に景気づけに行っとくか!ってなことになったわけです。
店に入ると、そこはまさにBar!大人なお客さんがたくさんいる中、場違いな夫婦が入店。
カウンターの一席一席にしゃぶしゃぶ用の鍋があり、とても贅沢な気分を味わうことができました。
帰り際、レジでお店の人に
「駐車場はご利用ですか?」
と聞かれたので、
「いえ、今日は使ってません」
と答えておきました。
ちなみに僕は車に乗れませんし持ってません。
ちょっとした見栄っ張り人生。
明日からいよいよ福岡です。
福岡でお芝居をやるのは、「風を継ぐ者」以来、実に5年ぶり!!!!
すげ〜久しぶり!!ひゃっほ〜い!芋焼酎万歳!
2ステ、しかも土日ということで、もうたくさんの方にお会いできるようで大変嬉しいです。
久しぶりの福岡、たっぷり堪能したいと思います。
昨日は「宇宙戦争」みてきました!まさに超大作コメディ(笑)ツッコミどころ満載な映画でした!
今日はこれから「湯ーとぴあ」にいってきやす!
携帯電話を洗濯機でまわしてしまいました。
どうすればいい????誰か教えて!!!!!!!
やってしまった・・・やってしまいましたよ。
すごく中途半端な時間に寝てしまって、そしてこんな時間に目が覚めてしまいましたよ・・・。
僕の側でにゃーにゃー泣いてたタビも
「あら大輔さん、お早いお目覚めね!遊びましょ!」
てな具合でなんだかはしゃいでいる様子。
あ・・・・。
今日は色々やらなければいけないことあったのにな・・・。
せっかくの休みだったのに・・・最後のオフだったのに・・・・。
夢の中で僕は、懐かしい場所でコーヒーを飲んでいました。
味とか全然わからないんだけど、ただただ愛しくて切なくて心強くて・・・・
うわ!TKだ!篠原涼子だ!ひ〜(*´д`*) (こんな日記で失礼)
寝ます・・・。
僕の日記に度々出演している我が愛猫「タビ」について、そろそろ本格的に筆をとらなければいけない時がやってきた。そのあまりにも多くのエピソードは、僕を、そして人々を魅了して止まないが、今日はそんな「タビ」の日常に触れてみたいと思う。本来ならば、彼女(我が家ではタビを家族の一員としてそう呼んでいる)との出会いから刻銘に記していかなければならないのだが、彼女との出会いはまた別の機会にでも書こう。
猫、それは類まれなる愛らしさと、心を掻き乱されるほどの我がままぶりで世界的に有名な生き物である。そして、その我がままぶりに翻弄されつつも、人々は心を鷲掴みにされるのだ。
同じことが恋愛にも言える。猫的女性は、世の男性を魅了して止まない。その独特な行動体系は、もはや未知なる生き物として存在していると言っても、過言ではない。痛い目にあった男は数知れず、そんな僕もまた数多くの痛い目を経験しているのだが、そんな悲喜交々もまた別の機会に書くことにしよう。今そんなことを書いてしまえば、僕はきっと号泣してしまうに違いない。
猫女に気をつけろ
そんな話ではない、我が家の「タビ」の話。
タビは自由気ままである。我が家に来た時に比べて、各段に身体能力がアップした。ベッドにすら飛び乗れなかったのに、今ではベッドはおろか、家の棚という棚に自由気ままに飛び上がる。
さらに困ったことには、簡単に飛び乗れるくせに、わざとベッドの端っこにぶら下がり
「ほら、私落ちそうですよ大輔さん。私、ベッドから落ちそうです」
なんて言ってくる(実際にはもちろんしゃべることはないのだが、なんとなくそう言ってる気がする)。
やれやれと思って、抱きかかえようとすると、猫のくせに脱兎の如く僕の手から逃げ、走り去っていく。
なんなんだよいったい、と思ってしばらく相手にしないでおくと、部屋の端の方で泣き始める。
「ごめんなさい、私は確かにベッドに飛び乗ることはできますよ。ちょっとそういう自分を演じてみたかっただけなんです。だから怒らないでください。ほら、私ってばちょっぴりおてんばなんですうふふ」
仕方ないな〜としぶしぶタビを再び迎えにいくと、やはり脱兎の如く走り去る。
延々それの繰り返し。泣く→抱きかかえようとする→逃げる→無視する→泣く→・・・・・
なんなんだいったい!かわいいじゃないか!
猫は綺麗好きである。特に自分のトイレには敏感らしく、常に匂いをかいでいる。少しでも僕が掃除を怠った日には
「大輔さん。このトイレ、少し匂いますね。ちゃんと掃除してくださいよ」
と言われてしまう。お前が汚したんだろうが!と思いながらも掃除を始めると、僕の側から離れない。ずっと見ているのである、僕の掃除っぷりを。姑か!!
「ありがとう、これで気持ちよく用をたすことができますよえへへ」
つい最近まで布団の上でやってたくせに・・・。2箇所もされてしまって、もういい加減やばいということでクリーニングに出したのだが、クリーニングしたての布団に再びおしっこをされる始末。
「ごめんなさい、なんだか真新しくなってるからつい嬉しくなってしちゃいました!てへ!」
頼むよタビ・・・。
面白いのがウンコの話。食事中の方、失礼。
不思議なことに猫は、自分のウンコを隠そうとするのだ。
タビはウンコする時、いつも「にゃ〜〜〜〜」と泣く。何が悲しいのかはわからない。自分の大切な何かを失うことへの叫びなのかもしれない。単に肛門に欠陥があるだけなのかもしれない。とにかく泣く。そして、できたてホヤホヤのそれを、必死で隠そうとする。
「何もしてませんよ、ええ、何もしてないですってば。見ないでください、もう!」
隠すのはいいのだが、よくその砂を掻いている手が、ウンコに接触している。ウンコ触ってる、タビ。
「なめればいいんですよ、こんなもん」
そしてその手を舐めた舌で、今度は僕を舐める。
「大好き!大輔さん」
ありがとう、ありがとうよタビ。そのお前の愛情を、なぜか悲しく僕は受け止めます。
この日記を書いているのが午前3時(遅いなこら)。僕は今から眠りにつく。ちなみに、今この時点でタビは僕の布団で寝ている。かれこれ1時間以上寝ている。僕は布団に入って、寝ようとすると、決まってタビは目覚めるのだ。そして
「大輔さん、夜ってなんて神秘的なのかしら!さあ、遊びましょう!」
と、僕をまた睡眠不足へと追いやるのだ。
タビの話はまだまだ続く。今後も定期的に書きたいと思う。
ただ願わくば、もう少しおしとやかな女性に育ってくれれば、と願う。
そして、そろそろ自分の名前を覚えて欲しいところだ。
いいかい、君の名前は「タビ」なんだよ!
以前の日記に書いたかどうか忘れてしまったのだが、僕はG-upの公演の最中に結膜炎になった。しかも両目。どおりで本番中に目が真っ赤だなと思っていたら、まあそんなことだったのだ。
決して「悪魔」の役作りではなかったということを、今ここではっきりと書き記す。
そうそう、僕はあえて「悪魔」と書いたのだが、演出家曰く「悪魔も神も同じ、人ではない絶対的な存在である」ということだった。まあ、この際どっちでもいいのだけれど。
並みの人間である僕には、やはり人間以上の存在を演じることは困難を極めた。
ここは一つ、今後の方針として「人間」演じていきたいと肝に命じることにする。
「目には見えない男」と「目の見えない女」という、実はロマンチックな話であったりもする。それは深読みしすぎか。
そう、目には見えない、僕の目は見えない、見事な眼鏡君になって稽古場に足繁く通っているわけだ。ノーマル時より3倍は軟弱度アップ、インテリ度アップ、神経質度アップの豪華3点盛りな31歳、夏。
公演が終わり、僕は意を決して眼医者に行くことにした。眼医者って、普段はコンタクト作るときぐらいしか行かないので、なんかドキドキする。いつもの「ビックカメラ」の中の眼医者さんじゃなくて、我が街の眼医者に行くのだ。きっと素適なドラマが待ち受けているのに違いない。そう、それこそ僕の想像の範疇を超える何かが、そこにはあるはずなのだ。
インターネットで検索して、早速向かうことにした。善は急げだ。午前中の空いている時間を狙うところ辺りが、人生経験豊富な男を体言しているようである。素適だ、素適だぞ31歳、夏。
エレベータで○階に上がる。と、開いた扉の向こうには、一面ピンクの景色が。
「ピンク?」
我が眼を疑った。というか、我が眼を疑ったからこそ眼医者に来ているのだけどぷぷぷ。
そして、椅子の上という上には人という人が(表現変)。
「人だらけじゃね〜か!」
危うく声を出しそうになった。というか、「ひ」ぐらいは言ってたと思う、たぶん。
そんな僕の動揺をすかさずキャッチしたのか
「こんにちは〜」
という複数の女子の声が。
「声までピンクかい!」
突っ込みを入れたかった。むしろ言うべきだったと反省しているが、それは後の祭り。
「初めてですか?それでは、こちらの方に色んなことをご記入してください」
僕は複数の眼(おそらく、その全ての眼が病を患っているのだろうが)に見つめられながら、汗でずり落ちる眼鏡をものともせず、その謎の用紙(問診表だ)にカキコしていった(おっとネット用語)。
型どおりの質問が並ぶ。
-今まで大病を患ったことはありますか?-
「恋という病。処方箋は・・・そう、時間かな」
-アレルギー体質ですか?-
「どちらかというとエネルギー体質」
-妊娠されていますか?-
「できるものなら、いや、むしろできてしまいたい、僕が」
もちろんそんなことは書かずに型どおりの答えをしていった。
そして来院の理由に
「朝起きると、目やにで眼があかなくなります」
と書いた。
すると、その問診表を受け取った受付嬢はしばらくそれをじっと眺め、
「眼が開かなくなってしまったのですね、かわいそうに。そうしてあなたの心の目も閉ざされていくことに、なぜもっと早く気づかなかったのですか」
と軽い叱責をくらい
「他の患者さんに感染しないようにそちらの椅子にお座りくださいませ」
と、隔離された。
「感染?」
耳を疑った。感染ってどういうことだ?僕は何か、自分でも知らないうちに大変な病を患ってしまったのだろうか?感染ったって、そんな簡単には感染しないだろ。え?何?空気感染するの僕の病気は?え?危険人物ってこと?要注意人物なわけ僕は?
「そんなに危険な病なんですか?」
僕は涙ながらに尋ねると
「いえ、一応そういう決まりですから」
と、つれないお返事。
「いや、待ってください。僕には女房も猫もいるんです。まだどちらも日が浅い、そう、そうなんです。まだまだこれからって時なんです。そんな僕を感染するだなんて、隔離するだなんて。何ですか?僕はあれですか?軽いバイオハザードですか?あの動きが変なバイオハザード1ですか?プチバイオハザードですか?いずれはこの眼を中心に僕はウィルスに侵されていくんですか?眼だけに、I-ウィルスとかですか?そんなうまいこと言ったって僕は騙されませんよ。そりゃ確かに、僕のウィンクで落とされた女は数知れず。そう、それはまさに恋という病にね、あはは」
「どうぞお座りください」
「はい・・・・・・」
やはり百戦錬磨の受付嬢だ。僕の軽快かつ巧妙な話術をものともしない。
まあいい、まだ時間はある。いざとなったら僕のウィンクで空気感染・・・
「細見さん、お入りください」
「はい・・・」
診察室には、これまた女性の眼医者さんが。女医さんである。
「今日はどうされましたか?」
「はあ・・・実は先日から目が赤くなってしまって、そして朝起きてみると目やにで目が開かなくなってしまったんです。バイオハザードなんじゃないかってドキドキしてます、31歳、夏」
「はいはい。じゃあ、そこにアゴを乗せて、これを覗いてください」
「なぬ?アゴ?」
僕の心は張り裂けた。
「そりゃ・・・そりゃ、僕の女房はアゴが長いのかもしれません。でもね、それが長所であり、彼女のチャームポイントでもあるわけですよ。それを言うに事欠いて『アゴがささる』だなんて・・・あなた、そんな人間を今まで一度でも見たことがあるんですか?え?どうなんです?」
「はいはい。そこにアゴ乗せて・・・そうそう。はい、いきますよ」
まるで子供扱いである!なんたることか!いったい僕が何しにこんな朝早くに眼医者まで来たと思ってるんだ。
「プシュ!」
「あ!」
「ほら、目を閉じないでください。その目でしっかりとみつめてください。あなたが何を見てきたのか、そして何を見たかったのか。これはあなたの眼圧を測る機械なのです」
「知ってます。眼圧。ええ。眼力だったら自信あるんですけど」
「はいはい。それじゃあ、今度は目の表面の傷を調べます。上を向いてください」
「僕はいつだって上昇志向です」
「はいはい。下を向いて」
「どんなに苦しくたって、僕は顔をあげて生きていきたい。振り返ってもそこには、懐かしい思い出という名の堕落した僕の残骸が転がっているだけなんですから」
「はいはい。あ〜もうひどいですね。表面がただれていますね」
「え?ただれている?」
「はい。しばらくはコンタクトをとってくださいね」
「もちろんです。僕はまだまだコンタクトをとりたい。まだ見ぬあなたと、僕はコンタクトをとりたい。そう、女医さん、あなたにもだ」
「はいはい。駄目ですからね。コンタクトをとってください」
「メールアドレスでいいですから。そこからコンタクトをとりますから」
「結膜炎ですね、両目」
「けつまくれ?多め?」
「違いますねそれ、結膜炎ですね。あなた、こんなところでけつまくってどうするつもりなんですか?」
「いや・・いやそれは・・・」
「それともなんですか?あなたはまたけつまくってここから逃げ出したいとでもいうのですか?何も見えていないくせに。何も見つけられないくせに」
「そんなことはありません!」
「だったら素直に言うことを聞いてください。あなたは結膜炎です。大変ひどい状態なんです。あなたの目に映る景色、その全てが歪んだ鏡面のように、あなたに正しいものを見せていないのです。あなたはもっと、ちゃんと色んなものを正しく見つめる目を持たなければいけないんです」
「もちろんそのつもりです。でも僕の目は、いつしか歪んでしまったんです。全てがぼやけて、物事の正しい輪郭がわからなくなってしまったんです。僕はいつだって目をあけていたのに。僕の目はいつもあいていたはずなのに」
「それはね」
女医が静かに、しかし威厳を持って僕に語り始める。
「目に見えるものだけが真実だとは限りませんよ」
「え?」
僕は驚いて聞き返した。
「目に見えるものだけを信じていけば、それは確かに楽かもしれません、いえ、ともすれば、目に見えるものを信じることすら大変なことなのです。でもそれでは、あなたはあなたの目に映るものしか見つけることができない。あなたの目に映らない、あなたの目には見えない何かこそが、あなたを前へと突き動かしてくれるのですよ。」
「なんだかそれは謎かけのようですね」
「そうですね。言葉で言い表そうとしても、どうしてもうまく伝えることができない。それもまた同じこと。全てが、ただ目の前にある全ての事象が物事の真理ではないということなのです」
「果たして僕には見つけることができるんでしょうか」
「見つかるはずです。だって私は医者なのだから。あなたの目を治すことが私の使命なのだから」
「信じようと思います。あなたを」
「私ははじめから信じていましたよ」
「何をです?」
「私はあなたを信じています。あなたが目を治したくてここに来たのだ、ということをね」
「そうか・・・そうですね・・・・」
「ええ」
「ありがとう」
「はいはい。それじゃあ、待合室にお戻りください」
その後僕は、2種類の目薬をもらって眼医者を後にした。
しばらく点眼を続けるうちに、僕の目はみるみるよくなっていった。
結局あれからもう、あの眼医者には行ってない。
果たして僕の目は治ったのだろうか。
果たして僕は、見えない何かを見つけることができるのだろうか。
果たして僕は
えだまめ先生がコメント書き込み(前回の日記のコメント参照)してくれたからには頑張って書かないとだめですね(笑)。
なんと、いつのまにか「クリオネ」のブログができました!
http://blog.livedoor.jp/clipro/
稽古日記などが更新されていく模様。自分とこの日記もちゃんと書いてない僕が書き込むかどうかは微妙ですが、実はもう本番まで2週間とかしかないんで、盛り上げていかないとです。
だって神戸が。あっはっはっは。
平日の夜なんでとても難しいとは思いますが、めったにない組み合わせ(最近こればっかり書いてるな)ですのでぜひお越しください。
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夜中に小腹が空いたので、近所のラーメン屋に出かけた。
我が家の愛猫タビが、僕の腹の上で爆発的睡眠を繰り広げていたのだが、無理やり起こしてやった(結局そのままベッドで寝ているのだが:実況中継参照)。
大変やんちゃくれなタビは、僕が近寄るとものすごい勢いで手や足を噛んでくる。アキレス腱を狙わせたら右に出るものはいないだろう。おかげで僕の手や足は引っかき傷だらけ。頼むよタビ、勘弁しておくれ。
抱きかかえようものなら、「みゃー」となぜか低音の声を響かせながら、猫本来の素晴らしい身体能力を活かして、一回転の後地面に着地する。しかも3回に1回は頭から落ちて自爆している。本当に猫なのか。猫なんだろうな。2本足で歩いたりして僕の度肝を抜くこともあるのだが、猫なんだろうな。
もう可愛くて仕方がない僕の愛猫タビなんだが、別に今日はタビのことを書きたくて日記を書いてるわけじゃない。ていうか、書いてるうちに楽しくなってきたからそのままタビの話でもいいかなという気がしてきた。
いかんいかん、ラーメン屋に行った、という話だ。
あ、いや、別にラーメン屋の話を書きたいわけじゃない、今日は。
すごく狭い店なのに、カウンターしかない店なのに、席が10席もない店なのに、カウンター奥の厨房の中には、やや横にスケール感のある男店員(こんな日本語はありません)が4人もいて、しかもものすごく狭そうにしていて、そのせいですごく能率悪いとしか思えないんだけどなぜかそのラーメン屋はいつも満員で、そんなラーメン屋の横はちょっとした従業員の休憩スペースみたいになっていて、ちょうど食べて帰る時に、そのラーメン屋の店員と、どっかのホステスがいちゃいちゃしていたりして、そんな人生の酸いも甘いもうまいも狭いも感じさせてくれるラーメン屋の話を書きたいわけじゃないんだ、今日は。
なぜにこんな時間にラーメン屋にいってしまったかというと、全ては昨日の話になる。
そう、G-UPのメンバーと朝まで飲んでしまったのだ。正確には、飲み明かすつもりが、一人、また一人とダウンしていって、まるで「どれだけ眠らずに頑張れるのか」という一種我慢大会的な要素がたっぷりの飲み会になってしまったのだ。それでもすごく楽しかったけどね。
そんなこんなで昼夜すっかり逆転裁判生活になってしまったわけですよ。稽古は昼からなのに。
最近夜更かしなんかしてなかったので、実はすごく楽しかったり嬉しかったりして。
せっかくラーメン食ったんだし、たまには夜の街を散歩してみるか、なんて調子こいて、猫ほっぽいて、ぶらぶらと歩いてみました。
歩道橋の上からぼんやりと、車のテールランプが描く不思議な軌跡を眺めてみたり。
流れていく車の一つ一つに色んなドラマがあるんだよな、実は。
家族連れが乗っているのかもしれない。
恋人同士が乗っているのかもしれない。
恋人になる前の、ただの友達同士が乗っているのかもしれない。
実は飲酒運転で検問があるのではないかとドキドキしながら乗っているのかもしれない。
大切な人の元へ、1秒でも早くたどり着きたいのかもしれない。
大切な誰かを失ってしまったのかもしれない。
大切な誰かを思って海を見に行くのかもしれない。
それが、まるで川の流れのように見えて。
たくさんの何かが、流されていくように思えて。
おもちゃ、かばん、いなり寿司、おかっぱの友達、交換日記、お小遣い、時計、小説、漫画、歌、カラオケ、時間、友達、二度とは戻ってこない友達、僕の前から去った人たち、たくさんの、たくさんの大切だった人たち、優しい言葉、暖かい肌、柔らかな唇、乾いたキス、涙、缶コーヒー、言葉、損なわれた言葉、失った言葉、二度とは口にできない言葉、たくさんの、たくさんの想い。
どんよりとした夜の空を眺めているうちに、少し肌寒くなってきたのだが、我が家の愛猫のことを考えるだけで僕は、ほっこり暖かい気持ちになれた。ありがとな。ありがとよ。
ご無沙汰しています。お元気ですか?僕は毎日楽しくやっています。
更新しないとつまみ枝豆さんに怒られるので(笑)頑張って書いてます。
最近は稽古と猫の相手が忙しくて、なかなか筆が進みません。空いてる時間はなるべく本を読むようにしています。
このところ、懐かしい人から便りがきたり、飲んだりすることが多くなりました。堅くなった僕の壁をコツコツ叩く音が聞こえます。
閉ざされた壁の向こう側で、僕の言葉が暴れ始めました。
今日はG-UPメンバーと二週間ぶりの飲み会。
限られた時間を大切に生きたい。
G-upの公演が終わって早数日が経ちました。
千秋楽の次の日からさっそくクリオネの稽古だったので、今もなお気の抜けない日々が続いています。
あまりに濃密な1ヶ月だったので、終わってからガクッと調子を崩すのではないかと思っていましたが、どうやら大丈夫そうです。最も、両目が結膜炎になってしまったので、ウサギの目状態なんですが・・。
本当に色々と大変な公演でした。台本が3回も変更になって、その度に役の設定まで変わってしまったり(僕の役ですが)、もう終わってしまったのでネタバレしますが、誰ともからまない、会話しない不思議な役だったので、最後まで苦戦してしまったこととか。
さらに、稽古後には毎晩のように飲みに行って(僕はあまり参加できませんでしたが)、もう二日酔いなんだか疲労なんだかわからない状態で稽古に望んでたりとか。
でも、いつもいつも笑いの絶えない、本当に楽しい稽古場でした。
劇場に入ってからもそれは変わらず、どんなに客席がすいてようが、どんなにうけなかろうが、そこには暖かくも楽しいみんながいました。
本当に幸せな日々でした。
プロデュース公演でここまで仲良くなれることもないんです。いや、もちろん今までだって楽しくやってきましたが、今回はなんだかもう別格な感じがします。
楽しいだけじゃない、もちろん芝居のことでも色々と勉強になりました。
そして僕は、自分がどういった芝居を求めているのかがおぼろげながらつかめてきた気がします。
さて、クリオネです。
稽古場の雰囲気があまりにも違うので少々戸惑っていますが、まだまだこれからです。
台本の文法も今までやったことないようなものなので、色々と模索しながら稽古しています。
でも、きっと面白い芝居になります。してみせます。
久しぶりに福岡にもいきます。「風を継ぐ者」以来かな?思い出の場所です。
神戸・そして東京も。
残念ながらチケットは冗談みたいにあまってますが(苦笑)、お時間あれば是非お越しください。
色んな芝居を観て、色んなことを感じてください。
日記の更新が滞っていますが、どうやらそろそろ何らかの結論を出さなければいけな時期なのかもしれないですね。